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岩盤接合補強工法

概要

岩盤接合補強工法は、岩盤崩壊・落石等の災害を未然に防止するため、岩塊と地山の間に特殊モルタルを注入したり、根固めすることで、岩塊と地山を一体化させ、現位置での安定化を図る岩盤接着工法です。

特徴

  • 特殊なRRB材※1を使用するため、大きな接着強度が得られ、安定性に優れています。
    ※1 RRB材とは、当社開発の接合材です。
  • RRB樹脂材はアクリル系の接着剤が主剤であり、凍結融解に対しても十分な耐久性を有してます。
  • 施工機械等が小型タイプであるため、交通規制の厳しい山岳部、大型機械の搬入不可能な急崖部などでの施工が可能です。
  • RRB注入材の充填および充填の確認は、専用のアタッチメントを取り付けることにより、容易に行うことができます。

施工手順

(1) 洗浄工
水またはエアーを使用して、接着面に介在する土・異物などを取り除きます。

(2) 間詰工
注入材の流出防止を目的として行うもので、RRB間詰材を使用し亀裂等の間詰めを行います。同時に注入材の充填確認孔としてグラウトホールを取り付けます。

(3) 注入工
岩盤背面に発生している亀裂部分にRRB注入材を充填注入します。グラウトホールを使用した場合、注入状況を確認しながら注入することが可能です。

施工例


着工前

完 成